青色申告の勘定科目一覧:決算書の行番号つき早見表
青色申告の経費科目は、実は青色申告決算書(一般用)の損益計算書に印刷されている科目がすべての基準です。この決算書の行に合わせて科目を選んでおけば、年末の転記は「同じ行に合計を写すだけ」になります。
このページは、その決算書列示の全科目を行番号・やさしい説明・具体例つきでまとめた早見表です。
経費の科目(決算書 経費欄 ⑧〜㉛)
経費科目の一覧(青色申告決算書の行番号つき)
| 科目 | 決算書の行 | 説明 | 例 |
|---|---|---|---|
| 租税公課 | ⑧ | 事業にかかる税金や公的手数料 | 個人事業税、収入印紙 |
| 荷造運賃 | ⑨ | 商品発送の梱包・配送 | 宅配便代、段ボール |
| 水道光熱費 | ⑩ | 事業で使う電気・ガス・水道 | 事務所の電気代 |
| 旅費交通費 | ⑪ | 移動・出張の費用 | 電車・バス・タクシー、出張の宿泊費 |
| 通信費 | ⑫ | スマホ代やネット回線 | 携帯料金、切手・はがき |
| 広告宣伝費 | ⑬ | 宣伝のための支出 | ネット広告、チラシ印刷 |
| 接待交際費 | ⑭ | 取引先との飲食や手土産 | 会食代、お中元 |
| 損害保険料 | ⑮ | 事業資産にかける保険 | 事務所の火災保険料 |
| 修繕費 | ⑯ | 建物や備品の修理・維持 | パソコンの修理代 |
| 消耗品費 | ⑰ | 10万円未満の備品や消耗品 | プリンタのインク、事務用イス |
| 減価償却費 | ⑱ | 10万円以上の資産を分割して経費に | パソコン、車(年末に手動で仕訳) |
| 福利厚生費 | ⑲ | 従業員の福利厚生 | 慶弔見舞金、健康診断費用 |
| 給料賃金 | ⑳ | 従業員に支払う給与 | アルバイト代 |
| 外注工賃 | ㉑ | 外部への業務委託費 | デザインの外注 |
| 利子割引料 | ㉒ | 事業用借入の利息など | 借入金の支払利息 |
| 地代家賃 | ㉓ | 事務所や店舗の家賃 | 月極駐車場代 |
| 貸倒金 | ㉔ | 回収できなくなった売掛金など | 取引先の倒産による貸倒れ |
| 雑費 | ㉛ | どの科目にも当てはまらない少額の経費 | 分類しづらい少額の支出 |
㉕〜㉚は空欄行で、決算書に印刷されていない科目(新聞図書費、支払手数料など)を自分で書き足すための行です。自作の科目を使うときは、この空欄行に書くと覚えておくと迷いません。
収入の科目
収入科目
| 科目 | 決算書の行 | 説明 | 例 |
|---|---|---|---|
| 売上 | ①(売上(収入)金額) | 本業の収入 | 報酬、販売代金、原稿料 |
| 雑収入 | ①に含めて転記 | 本業以外の少額の事業収入 | 補助金、キャッシュレス還元 |
資金・資本の科目(複式簿記で使う)
資金・資本科目
| 科目 | 区分 | 説明 |
|---|---|---|
| 現金 | 資産 | 事業用の手元現金 |
| 預金 | 資産 | 事業用の銀行口座 |
| 事業主貸 | 資産 | 事業のお金をプライベートに使ったとき |
| 事業主借 | 資本 | プライベートのお金で事業の支払いをしたとき |
| 元入金 | 資本 | 事業の元手。毎年期首に自動的に計算し直される |
科目選びの原則: ①まず決算書に印刷された科目から探す ②迷ったら金額の大きい支出ほど丁寧に(雑費に逃がさない) ③一度決めたら年内は同じ基準で通す。科目の一貫性は、金額の正確さと同じくらい帳簿の信頼性に効きます。
この一覧が、そのまま入っているアプリ
帳簿アプリ Aoboki には、この早見表がそのまま内蔵されています。記帳のとき科目リストに説明と実例が表示され、選んだ科目は決算書の正しい行に自動で集計されます。自分の科目(新聞図書費など)の追加も、経費・収入・資産・負債の区分を選ぶだけ。
「科目一覧のページをブックマークして毎回見に来る」かわりに、科目の知識ごとポケットに入れて持ち歩けます。
よくあるご質問
決算書にない科目を使ってもいいですか?
構いません。新聞図書費・支払手数料・会議費などは実務でよく使われる自作科目です。決算書では空欄行(㉕〜㉚)に科目名と金額を記入します。
科目を間違えて記帳していたらどうなりますか?
経費であること自体が正しければ、科目の違いで税額は変わりません(どの科目も合計されて所得計算に入るため)。気づいた時点で以後の記帳を正しい科目に揃えれば大丈夫です。
白色申告でも同じ科目を使いますか?
ほぼ同じです。白色申告の収支内訳書も科目立ては似ており、同じ感覚で選べます。Aoboki は白色申告モードでは収支内訳書に向けた集計で出力します。
消費税の課税・免税で科目は変わりますか?
科目自体は変わりません。免税事業者であれば税込金額でそのまま記帳する(税込経理)のが最も簡単です。