個人事業主の帳簿の付け方:初めての一冊から申告までの全体像

開業したて・副業を始めたばかりの人にとって、帳簿づけは「何をどこまでやればいいのか」が見えないのがいちばんの不安です。

実際にやることは3つだけ。①申告区分(青色/白色)を決める ②日々の収入と支出を記録する ③年末に科目別で集計して申告書類に転記する。 この記事はその全体像を、初めての人向けに一本道で説明します。

まず決める:青色申告か、白色申告か

申告区分と必要な帳簿

白色申告青色申告(10万円控除)青色申告(55万・65万円控除)
事前の届出不要青色申告承認申請書青色申告承認申請書
帳簿の形式簡易な記帳でOK簡易帳簿複式簿記(仕訳帳・総勘定元帳)
提出書類収支内訳書青色申告決算書青色申告決算書(貸借対照表つき)
控除なし10万円55万円(65万円はe-Tax申告等が要件)

迷ったら:すでに青色の承認を受けているなら複式簿記一択(控除の差が大きい)。まだ白色なら、今年は白色の簡易な記帳で回しつつ、来年に向けて青色申告承認申請書を出すのが定石です。

日々の記帳:やることは1件1行

帳簿付けの基本手順

  1. 事業のお金の動きがあったら「日付・金額・科目(何のためのお金か)」を記録する——これが記帳のすべて
  2. 科目は決まったリストから選ぶ:通信費、消耗品費、旅費交通費など。売上は「売上」1本でよい
  3. プライベートの財布から事業の支払いをしたら「事業主借」、事業のお金を私的に使ったら「事業主貸」として財布の動きも記録する(複式簿記の場合)
  4. レシート・領収書は月ごとに封筒などへ保存(帳簿とは別に保存義務がある)
  5. 月末に月間の収支をざっと眺めて、記帳漏れがないか確認する

続けるコツは「その場で記帳」: 帳簿づけが苦になるのは、溜めるからです。支払ったその場でスマホから3タップで入れる仕組みにすれば、1件あたり数秒。申告期にまとめて苦しむことがなくなります。

年末:集計して申告書類へ転記する

1年分の記帳が終わったら、科目別の年間合計を出します。白色なら収支内訳書へ、青色なら青色申告決算書(損益計算書・貸借対照表)へ、科目ごとの合計額を転記すれば帳簿側の仕事は完了です。

複式簿記の場合、仕訳帳から総勘定元帳への転記、貸借の検算、決算書の作成までが「帳簿」の範囲。手作業では最も重い部分ですが、ここは道具で自動化できます。

複式簿記は「覚える」ものではなく「任せる」もの

帳簿アプリ Aoboki は、金額と科目を選ぶだけで複式簿記の仕訳を自動で起こし、仕訳帳・総勘定元帳・損益計算書・貸借対照表が記帳のたびに育ちます。全科目にやさしい説明と実例つきで、「これは何費?」で止まりません。

記帳は件数無制限で無料。申告期には、青色申告決算書への転記に使える集計表と帳簿一式を書き出せます(買い切り ¥3,000、月額なし)。

よくあるご質問

副業でも帳簿は必要ですか?

副業の所得を事業所得や雑所得(業務)として申告するなら、収入と経費の記録は必要です。特に前々年の業務収入が300万円を超える場合は書類の保存義務が明文化されています。規模が小さくても、経費を計上するなら記録は必須です。

簿記の知識がなくても大丈夫ですか?

大丈夫です。日々やることは「日付・金額・科目」の記録だけで、簿記の借方・貸方はアプリに任せられます。科目の意味だけ、使いながら覚えれば十分です。

いつから帳簿をつけ始めればいいですか?

開業日(または副業の収入が始まった日)からです。すでに数ヶ月経っていても、通帳やレシートから遡って記帳すれば問題ありません。

現金払いとカード払いで記帳は変わりますか?

経費の科目は同じで、支払い元の記録が変わるだけです。複式簿記では現金/預金/事業主借(プライベート払い)を区別して記録します。

Aoboki

帳簿の付け方は「金額と科目を選ぶだけ」まで簡単にできます。複式簿記は Aoboki が自動で。何件でも記帳無料。

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