iCloud 以外に iPhone の連絡先をバックアップする方法(vCard)
連絡先の控えの標準の形は vCard(.vcf) です。1 つのテキストファイルに何百件でも入り、Mac の「連絡先」、Google 連絡先、Outlook、Android がそのまま読めます。特定の会社のクラウドに預けなくてよいのが、この形式のいいところです。
ここでは取り方を 4 つ並べて比べたうえで、「取ってあること」より「いつ取ってあるか」が効く、という話をします。
連絡先の控えの取り方
| やり方 | パソコン | 取れるもの | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| iCloud.com から書き出す | 必要 | 全件の vCard | 一度だけ、しっかり取る |
| Mac の「連絡先」から書き出す | 必要(Mac) | 全件の vCard(グループも) | Mac をお持ちの方 |
| 1 件ずつ「連絡先を送信」 | 不要 | その 1 件だけ | 数人ぶんを渡すとき |
| 群簿で控えを取る | 不要 | 全件の vCard(グループ名つき) | 分ける・送る操作の前に、毎回 |
vCard に何が入るのか
群簿が書き出す控えに入るのは、氏名・ふりがな・会社名・電話番号・メールアドレス、そしてこのアプリで付けたグループ名です。グループ名は `CATEGORIES` という欄に入ります。Mac の「連絡先」や Google 連絡先は、この欄をラベル(グループ)として読みます。
入らないものも書いておきます。住所と写真は含みません。控えの目的を「誰が名簿に居て、どう連絡がつくか」に絞っているためです。住所まで含めた完全な控えが必要な場合は、iCloud.com か Mac の「連絡先」からの書き出しをお使いください。
控えは「いつ」取ってあるかで決まります。壊れる可能性のある操作の直前の控えだけが、実際に役に立ちます。群簿は、一斉送信の前・グループの編集や削除の前・メンバーの追加や除外の前に、そのときの名簿を自動で控えます。取る回数に上限はなく、お支払いの有無にも関係しません。安全網に課金するのは、筋が通らないと考えています。
溜めっぱなしは、安全網ではありません
1,284 件の名簿なら、1 回の控えでおよそ 250KB。剪定しなければ、一週間で数十件の「自動」が積み上がり、先週の控えを探すのに延々スクロールすることになります(端末のバックアップにも乗ります)。
群簿は、自動の控えを新しい 20 件だけ残し、古いものからファイルごと片づけます。お客様がご自分で取った控えは、一件も消しません——あれはお預かりしたものだからです。同じ内容の取り直しも、5 分のあいだは 1 件にまとめます(タブを 3 つ触ったら 3 件書く、を防ぐため)。
群簿で控えを取って、端末の外に置く
- 「バックアップ」の画面を開きます。自動で取られた控えが、新しい順に並びます。
- 控えを選んで書き出します(共有から、メール・「ファイル」・AirDrop へ)。
- パソコンやご自分のクラウドに置きます。ファイルは .vcf の 1 ファイルです。
- 中身は Mac の「連絡先」や Google 連絡先で開いて確かめられます。グループ名はラベルとして読まれます。
よくあるご質問
控えから iPhone の連絡先に戻せますか?
群簿からは戻せません。書き戻しは連絡先への書き込みで、群簿はその権限を自分に与えていません。パソコン経由で読み込む方法と、そのときに起きる重複については 書き出した vCard を読み込むと二重になるとき をご覧ください。
無料のままでも控えは取れますか?
一括操作の前の自動の控えは、無料のまま回数の上限なくお取りします。ご自分で手動で書き出す操作は、無料では 1 回までです。
控えはどこに保存されますか?
この端末の、このアプリの中に保存されます。連絡先とグループの内容を、外部のサーバーへ送信することはありません。
機種変更のとき、控えは引き継げますか?
書き出した .vcf ファイルをパソコンやクラウドに置いておけば、そのまま持ち運べます。ただし群簿のグループそのものは、この端末のこのアプリの中にあります。新しい端末に群簿を入れ直したときは、グループは白紙から始まります。